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名前の由来となった聖女たち
聖カタリナ(カテリーナ、カトリーヌ、キャサリン)
カタリナはローマ帝国時代、エジプトのアレクサンドリアで殉教した聖女で、聖母子の幻想を見て、赤ん坊のキリストから指輪を与えられ「神秘の結婚」をした、という伝説がある。
画面向かって左、赤ん坊キリストから指輪をはめてもらっているのがカタリナ。
《聖ヨハネの祭壇画》の一部「聖カタリナの神秘の結婚」ハンス・メムリンク作
1479?〜1479?年で、メムリンク美術館蔵
聖エウフェミニア
紀元4世紀、ギリシャ生まれの聖女。
異教の儀式への参加を拒んだために、ノコギリ付きの車輪で引き裂かれたり、凶暴な熊のオリに放り込まれたりしたが
奇跡によって助けられる。最後は剣で刺し殺された。
スルバラン作「聖エウフェミニア」1636年
プラド美術館所蔵
聖クララ
12世紀の聖女。イタリア/アッシジで、聖フランチェスコを助けて 修行に励んだ修道女。
現在アッシジの「聖キアーラ(クララ)教会」に遺体が安置されている。
ジオット作「聖キアーラ(クララ)」
聖エリザベート(エリザベス、エリザベツ)
エリザベートと呼ばれる聖女は2人いる。
一人は新訳聖書に出てくる聖ヨハネの母、聖母マリアの従姉妹にあたる聖エリザベート。
もう一人は13世紀のハンガリー王女で、貧者に施しをして尊敬を集めていたが、夫に見つかりそうになった時、奇跡によって施し物が薔薇の花に変わったという。
スルバラン作「ポルトガルの聖イザベラorハンガリーの聖エリザベート」
1645年頃/プラド美術館蔵
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