フランスの民族歴史学者フィリップ・アリエスの研究によれば子供という概念が発生したのは近世のことだという。
 つまりそれまでは、子供は「小さな大人」であった。
 二人の小さな女の子が、飛んで来たチョウチョに熱中しています。年上らしい少女は見つめているだけですが、年下の方は、思わず手を出しています。この子達 が着ているのは、まさに当時のアダルトな女性のドレスの形を、そのまま小さくしただけの物です。決して動きやすいとは思えませんが、それでも子供の自然な パワーは抑えきれません。

 黄色いドレスの姉娘はメアリー(4~5歳)妹の白いドレスの娘はマーガレット(3歳)いずれも作者である画家には、目の中に入れても痛くない子供達。特に長女メアリーは、この子が産まれる直前に亡くなった娘メアリーにちなんで名付けられました。